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03-6205-41142022年4月11日
こんにちは。Boston矯正歯科、院長の長尾です。
今日はブラックトライアングルについて書きます。ブラックトライアングルって?なんぞやという話ですが、歯と歯茎の間のすき間ですね。歯と歯の間ではありません。歯と歯茎の間を唇側から見ると黒いすき間が開いているように見えるあなたは若干歯周病です。黒い三角形のすき間がほとんどないというあなたは健康な歯茎か、もしくは歯が重なり合っていてすき間が見えにくいかのどちらかです。
下の前歯の形態もブラックトライアングルを生み出す要因です。下の前歯は細長く、歯茎側に行くほど細くなってきます。ですが重なり合ってガタガタの状態ではその歯の形態もわかりにくいです。矯正治療をすることにより、歯が1本1本きれいに並ぶとすき間も見えてきちゃうことがあります。
先日いらした患者さんで治療をしたらすき間が大きくなってきた、と苦情を言われた方がいらっしゃいました。確かに彼女の下の前歯はもともとガタガタで歯が重なり合っていました。その時は歯茎も腫れていて、すき間は見えません、というか重なり合っているのだからすき間はありません。そこを矯正治療できれいに並べてみたら、ブラックトライアングルが見えてきたというわけです。
「それは歯周病で歯茎が少し下がってしまったのです」
「今まで歯周病といわれたことはない」と少し不満げです。
では治る前のガタガタの状態のとき、毎食後歯磨きとフロスをして全く歯周炎や歯肉炎がない状態でしたか?と聞きたい(聞かなかったけど)。
ブラックトライアングルは歯茎が下がって、その下にある歯槽骨が吸収されて起こります。矯正治療によって現れるものではないことをご理解いただきたいです。
歯磨き、フロス頑張ってください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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