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03-6205-41142018年10月14日
こんにちは。雨が多いですね。なかなか洗濯物も外干しできません。
ボストン矯正歯科、院長の長尾紀代子です。今日はインビザラインの現状についてお話ししようと思います。
インビザラインはマウスピース矯正、矯正とうたっているくらいですから、矯正です。私はボストン大学で患者さんの治療をし、アメリカでインビザライン治療の認定ドクターになりました。認定ドクターになると言っても、まずはどうやってインビザラインの患者さんの型や写真を提出するかを学びます。それからクリンチェックと言ってその患者さんの治療計画を私たちが最もいいものにするために、変更を何度も加えていきます。そして、噛み合わせから歯並びからバッチリになってから承認ボタンを押します。そして工場でマウスピースが作られてきます。
インビザラインを作っているアライン社が日本にできたのは、奇しくも私が日本に帰国した年と同じ12年前、2006年だったと思われます。アメリカでアライン社が立ち上がったのが1999年だったと思います。
その当時のインビザラインドクターになる条件は、日本矯正学会認定医を持っていることとか、その他にも矯正専門医であることなどなど、よく覚えていませんが割と厳しかったと思います。
そして現在は?私の感覚から申し上げれば歯科医師であれば誰でもなれるようです。こう書くとアライン社に訴えられるかもしれませんが、矯正を大学時代以外で学んだことがなくても、矯正医と5年以上働いた経験がある、とか他は存じ上げませんが、私の意見としては「ザル」です。
もちろんワイヤー矯正とマウスピース矯正の歯の移動様式は違います。ですから何度かインビザライン講習会に出れば、チャレンジしてしまう矯正専門医でない歯科医師が大変多いのも事実です。私も治らないマウスピース矯正の患者さんが、当医院で再治療をされておられます。前医は費用も返されなかったそうで、少しは治っていたのでこちらは費用を抑え気味にさせて頂きました。
費用と、またいつも通っている歯医者さんだから、という理由で矯正専門医でない歯科医師のところでインビザラインをやるな、とは言いません。が、例えば矯正専門医は少しのずれなどは小技を使って直してしまいますし、再度型取りなどという面倒はありません。またやはり噛み合わせも歯並びもしっかり治ることが多いのは想像に硬くないのではないでしょうか。
後輩から聞いた話ですが、彼はまだインビザラインドクターになるための講習に申し込んだのに、受けられていないそうです。門戸を大きく開いてしまったため、矯正認定医を取ったドクターでさえ何ヶ月も待たされている状態です。
私はアメリカの矯正ジャーナルを購読しているので、その中でインビザラインの論文があると、しっかり読み込みます。あとミニインプラントなどの新しい知識も入れています。
それは怖いからです。新しい知識を入れていかないと患者さんに何か起こった時のリカバリー方法、矯正の質問をされた時、答えられないことがないように。
インビザライン、マウスピース矯正は矯正専門のボストン矯正歯科へぜひ。
お会いできるのを楽しみにしております。
院長 長尾紀代子
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。