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マウスピース矯正(インビザライン)の進め方その2

皆様、こんにちは。西日本の方では大雨による災害で多くの方が亡くなり、まだ多くの方が行方不明で、家を失い、大変なことになっていて、心が痛いです。1日でも早く行方不明の方が見つかり、復興、復旧されることを心よりお祈り申し上げます。ニュースを見ると辛いですが、ブログを続けさせて頂きます。

精密検査のその後は?

精密検査の後は、頂いた情報をアメリカのインビザライン社に送ります。アイテロで送ると1日なくても着くので、いままでの郵送してるよりずいぶん早いです。

技術者とのやり取り

情報を送るとインビザライン社の技術者がこういう感じはどう?というふうに3Dで最初から最後まで、歯を動かした画像を送ってきます。だいたい1回でOKとなることは、まずありません。もう、これが治療か?と思うようなただ上下きれいに並べただけ、咬み合わせという言葉なんて知らない、という感じです。それを私がもっとこうして、ああしてこっちに動かせ、あっちに動かせ、移動速度をゆっくりにしろ、アタッチメントをここにもつけろ、など最近まではお一人の患者さんに対して6回から7回修正をかけて出来上がっていました。1番多く修正をかけた回数はたぶん12回とかもっとだったか?です。最近は技術者の腕が上がったのか、4回くらいで済むこともたまにあります。

承認

私が、これでいいかな、と思う治療計画が作れたら、多くは患者さんにも見て頂きます。実際にこうやって動いていきます、実際にこういう感じになります。かみ合わせはこうで、きちんと上下の歯がこことここが咬んでいます。そしてマウスピースの枚数は何枚です。1個につき10日で交換していけば、何十日かかります、などと説明していきます。その時、もっとここがこうして欲しい、などとリクエストがあれば、それに沿うようまた修正をかけていきます。

そして患者さん、私、の大丈夫、いけそうです、と意見が一致したら承認ボタンを押し、工場でインビザラインが最初から最後まで作られ、郵送されてきます。このように1組ずつ袋づめされ、おくられてきます。

治療の開始

インビザラインが送られてきたら、いよいよ治療の開始です。インビザラインは一度に全部作って送られてきます。1番多い方は99個、少ない方は10個程度の方もいらっしゃいます。私は最初の2個程度はアタッチメントはつけずにおわたししています。というのもアタッチメントをつけると、マウスピースの取り外しが格段にやりづらくなるからです。なので一度アタッチメント無し状態で何日か慣れて頂いてから、アタッチメントをつけます(これはインビザラインフルの方のみで、14個までのライトの方は最初からアタッチメントを強制的につけられます。ライトの方はフルの方より症状が軽い方が多いので、最初からアタッチメントをつけても問題ないと思われます)。

アタッチメント付け

アタッチメントをつけるのは結構面倒です。歯と同じ色の、小さい虫歯を治すときに使うプラスチックを使うのですが、歯と同じ色なのでどこまでが歯で、どこまでが余剰部分なのかわからない。まず余剰部分を器具ではじいて、それから段差をみつけてきれいに研磨していきます。アタッチメントをつけることでより歯がマウスピースに把持され、ともに動きやすくなります。

あアタッチメントは針金矯正の時に使う装置より全然小さいのですが、嫌がる患者さんもいらっしゃいます。か、皆さんすぐ慣れられるようです。

取り外し練習

アタッチメントを付けた後は取り外しができるか練習します。なかなかできない方もいらっしゃいますが、これも慣れですね。1か月後には簡単に取り外していらっしゃいます。

10日間交換で1か月分おわたし

マウスピースとケース、取扱説明書などは初回にお渡しして、ここからはマウスピースとを10日間交換して頂けるよう、私がマウスピースの入っている袋に日付をつけて、その日になったらご自身で取り換えて頂く。まじめに装着してくださっている方は見ればわかりますし、だいたいやってない方は皆さん素直に白状されます(笑)。

まじめに使って頂ける方は来院頻度も2か月に1度です。また7日間程度でマウスピースがゆるくなられる患者さんは10日間から7日間に交換期間を早めることもあります。

最後に

これが一応の私の医院でのマウスピース矯正の進め方です。なるべく虫歯や歯周病、歯の着色にも気を付けて、治療しています。

ではまた続きをお楽しみに。                 長尾紀代子

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