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03-6205-41142018年6月19日
こんにちは😃 ボストン矯正歯科のブログを読んでくださってありがとうございます。ボストン矯正歯科はマウスピース矯正(インビザライン)をなるべくオススメしている医院ですが、たくさんあるインビザラインを使って治療されている医院さんのHPには、いいことばかり書いてあるような気がします。そんなに全ての患者様がインビザラインでさらり〜と治ったら、こんなに楽なことはありません。もちろんメリットもたくさんあります。それらもおいおい書いていきますのでお待ちください。
よく歯科医院のHPを見ると「インビザライン40万円地域で最安」などと書かれていますが、この40万円はものすごく軽度の症例のみ適応です。下の前歯が1本だけ出ている、とかそんなのです。八重歯や反対咬合、かみ合わせ、多くの歯がガタガタしている、はもっと費用がかかると思います。
技工料金が上乗せされているからです。アメリカまで患者様情報を送り、カスタムメイドで作る。その間、アメリカの技術者が作ってきた治療計画に、私たち矯正治療を専門に行っている医師は何度も駄目出しをします。綺麗に並んでいるだけで、上下が咬んでなかったり、前歯が咬んでなかったりと、これではラーメンも咬み切れない、というのを何度もやって、ようやくOKを出す頃には1ヶ月を過ぎていることがほとんどです。
もちろん隙間のある患者様の隙間を閉じるのに歯は削りません。ですが、ガタガタで顎に入りきらない歯をどうやったら綺麗に並べられるでしょうか?インビザラインは歯を奥(喉の方ですね)に移動するのは得意です。しかしそれも顎の大きさにより限界があります。3mm前後?でしょうか。そして少し頬側に拡大するのも得意です。これも頬側の骨の厚みに限界がありますので、数ミリです。それでも足りない時は、歯と歯の間を削ります。使う道具は様々ですが、上の青い点々のところです。ですが最大でも0.5mmです。1mmの半分。そしてこの青い間が最大0.5mmなので1本の歯には0.25mm。多くの論文がエナメル質を0.5mmまで削るのに問題はないとしています。削っていない人と比べて虫歯や歯周病になるリスクは変わらないと結論付けられています。ちなみにエナメル質の一番厚い部分は2mm程度あります。しかし歯科医師の手が滑ったら、、、、、、。私の手は滑りませんよ。
「私、失敗しませんから」ではないのですが、やはり天然の歯はあまり削りたくないのです。ですから、患者様のお口の中に詰め物や被せ物が入っている場合にはそちらを優先して削ります。さすがに自費の白い綺麗な被せ物は削りませんが、保健治療の銀歯の部分を削るようにします。しかし銀歯、硬いんです(泣)。患者様のお口の中で美しく銀歯を0.5mm削るのは難しいです。どうしても多く削ってしまい、またギザギザができたりしたらその銀歯は矯正終了後やり直しをしていただくことになってしまいます。
ここにいます(笑)。インビザラインを成功させるには2つの重要な要素が必要です。
まず1つ目はインビザライン経験豊富な矯正医が必死で立てた治療計画。
そして2つ目は患者様が真面目であること。矯正医に言われたことをきちんと守り、インビザラインを決められた時間装着すること。この2つです。どちらがかけてもダメです。
決められた時間装着するときに辛いのが飲み物です。食べ物はもちろん外していただきますが、飲み物は公式にはお水意外はNGです。コーヒー、紅茶、麦茶、烏龍茶など色の濃い飲み物はインビザラインにも歯にも着色します。スポーツドリンクやジュースはお砂糖たっぷりなので虫歯になります。お水以外は、インビザラインを外して飲んでいただき、できたら歯ブラシ、できなかったらうがいして、再装着。夏場はちょっと辛いかも、です。
10年ほど前は日本歯科矯正学会の認定医以上の資格を持っていないと、なれなかったインビザラインドクターですが、現在ではほぼ歯科医師なら誰でもなれます。数年間、矯正の専門医と働いた経験があるというゆる〜いルールに変わってしまいました。気をつけてください。みんなインビザラインドクターと言う肩書きの名刺かHPを持っていますから。
何か矯正治療についてわからないこと、不安なことがおありでしたら、ボストン矯正歯科にいらしてみませんか?セカンドオピニオンでも無料です。
あなたにお会いできる日を心待ちにしております。
長尾紀代子
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。