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お子様の受け口、反対咬合

受け口 反対咬合は前歯が永久歯になったら治療

受け口、反対咬合はアジア人に多く、アメリカなど欧米では1%程度です。日本はとても多く、お食事しにくいだろうなと思います。大人になるまでそのままだと、歯の治療だけでなく、顎の手術を必要とすることもあります。遺伝することも多いです。永久歯と乳歯は生えてくる方向が違うので、前歯4本が上下とも生えそろったら、矯正専門の先生に診てもらったほうがいいと思います。

なぜ受け口、反対咬合は早めの治療が必要か

 

 

上顎と下顎、成長する時期が違うからです。上顎は頭や脳に近いので比較的早く、10歳くらいには大人の大きさになります。下顎は身体、体幹に近いので背が伸びる時に成長します。だいたい小学高学年から中学生くらいでしょう。上の写真でもう上顎は成長しない、下顎は成長するとしたら、、、上の前歯が一般的には外側に位置します。そして後から来る下顎の成長のストッパー役にもなっているのですが、この写真の状態では下顎は自由に大空に羽ばたき成長できます。全く好ましくないことです。ちなみにこの場合は歯のみの問題です。

骨格的な受け口、反対咬合

横顔のレントゲン写真(セファロレントゲン)を撮ってわかりますが下顎のほうが受け口、上顎より前にある状態です。歯だけではなく骨が、です。このような場合、いくつかのパターンに分かれます。1つ目は上顎の成長が少ない場合、2つ目は下顎の成長が大きい場合、3つ目はその両方です。

上顎の成長が少ない場合は、まだ下顎の成長が始まる前なら上顎を前方に引っ張ってやることができます。上顎はいくつかの骨がくっついてできているので、くっつく前なら動かすことができます。

下顎の成長が大きい場合はお手上げです。下顎は1つの骨なので押したり引いたりができません。以前はチンキャップと言って、下顎の成長を抑制するような器具を使っていましたが、最近は顎関節に影響を及ぼすことが多いことがわかってきたので、使われなくなってきました。が、そのためこの場合は成長が終了するのを待って、お口の中から手術(全身麻酔で入院も必要です。ちなみにアメリカでは日帰りでした)が必要になります。ですが、整形手術ではありません。長ーい顎や前に出っ張った顎を気にして生きるより、美しく、ハンサムに、そして機能的にも優れた咬み合わせを取り戻しましょう。

3つめは程度によるのでなんともいえません。上顎を前に引っ張ることでカモフラージュできるのか、やはり手術か、もちろんあなたのお顔が自分で美しくてかっこよくて大好きと思えるのなら、手術は必要ないのかもしれませんね。

発音や咬み合わせの問題も受け口、反対咬合から

発音や、もちろん咬み合わせの問題も受け口だと出てくることが有ります。

成長して手術になると顎変形症という病名が付き、健康保険の適応になり負担が減ります。しっかり治して健康できれいに、美味しく食事をとれるようになりましょう。

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