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インビザラインは万能か?

皆様、こんにちは。Boston矯正歯科、院長の長尾です。

今日は皆様の興味があるであろうインビザラインについてです。

彗星のように現れたマウスピースをはめ続けるだけで歯並びがきれいになる方法。

果たしてインビザラインはどんな症例にも使えるのでしょうか?

インビザライン苦手部門

インビザラインで治療が難しいと言われているのはアメリカのいくつかのジャーナルにおいても以下のような症例です。

1、前歯のかみ合わせが深い

これはインビザラインを作っているアライン社の勉強会で、インビザラインを多く(4000人以上!)治療された先生のお話でもありました。またAmerican Journal Of Orthodontics…でも最も難しいのは深いかみ合わせの治療だという論文が発表されていました。

私の患者さんでも深いかみ合わせの方は難しいということを、カウンセリングの際にお話ししています。チューイーという前歯で咬んでもらう丸い弾力のある補助器具をお渡ししておりますので、患者さんの努力も大切になってきます。

2、歯の捻転

捻転というのは歯がローテーションして45度とか90度とか違う方向を向いて生えていることです。治しにくく後戻りしやすいという厄介なものです。歯が捻転しているとうまくかみ合わなかったり、隣の歯とのすき間に食べ物のカスが挟まりやすかったりして、虫歯や歯周病の原因となります。そのため捻転を先に小さい矯正装置とワイヤーで治してから、インビザラインに移行するという2段階の治療を行うこともあります。

3、歯根の移動

インビザラインは歯冠部のみを覆うタイプの矯正装置であるがために、歯根の移動まではなかなか難しいです。抜歯を伴う治療の場合、歯冠のみ移動されていて、歯根がついて行っていないため仕上がりのかみ合わせがいまいちだなーと思うこともあります。

でもやっぱりインビザラインで治療したい

私も15年以上前、歯を4本抜歯して矯正装置とワイヤーで治療をしてもらいました。慣れてしまうものですが、初日から1週間程度は痛いし辛かった覚えがあります。インビザラインは目立たない痛みも少ないいい治療だと思います。しかしまだまだ向き、不向きがあることを忘れないでください。

インビザラインのみですべての治療が可能、としている歯医者さんも多いです。もし途中でうまくいかなくなったときに、部分的にワイヤーを使ってでも治療する腕のある歯医者さんなのか見極めてから治療を受けるようにしてください。

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