無料カウンセリング予約

BLOGブログ

部分矯正は使える!

こんにちは。いつまで暑いのでしょう?冬のほうが好きな院長、長尾です。今日は部分矯正についてお話ししたいと思います。最後までお読みくださると、少し矯正が身近に感じていただけるかもしれません。

前歯の部分矯正

1本だけ出ている前歯や、真ん中に空いているすき間、ちょっとガタガタ(叢生、そうせい)がある時で、奥歯でものが噛める方には部分矯正で美しく、かっこよく、ぜひなっていただきたいものです。これらはもちろんインビザラインでもワイヤー矯正でも治せます。インビザラインの方が技工費用代分が高額になるので、短期で終わるような部分矯正にはワイヤーの方をお勧めしています。最近はマニューバーというとても小さく、厚みも薄い、細いワイヤーで、摩擦を少なくして動かすやり方があります。それだと患者様は一般的なワイヤー治療で使われる矯正装置(ブラケット)より痛みもほとんどないとおっしゃる方が多くお勧めです。

八重歯の部分矯正

これはちょっと厄介です。なぜなら八重歯になった理由は歯列に入るスペースがないからです。八重歯は犬歯の低位唇側傾斜が学術的な呼び名ですが、犬歯はかみ合わせのもっとも大切なキーとなる歯です。また上の犬歯は全ての歯の中で一番歯根が長く、もっとも将来的に残る歯です。八重歯を抜いてしまう歯医者からは逃げてください。必ず後悔しますから。

で、八重歯の部分矯正ですが、かみ合わせにもよりますがだいたいが前歯が出っ歯状態になっていることが多いです。なので八重歯の後ろの歯(第1小臼歯)を抜いてやり、ミニインプラントなどを固定限にして引っ張ったりします。ミニインプラントは患者様はみなさん、たいへん怖がられますが、麻酔が痛いだけです。普通に行えば5分足らずで終わります。きちんと入っているか、レントゲンで確認は必須です。ミニインプラントの悪いところは脱離する率が20%ほどあるということでしょう。ですが歯科医が外すときも麻酔はしませんので、飲み込んでしまった、ということがなければ問題はありません。長さ8mm程度、太さ1.2からから1.5mm程度の大変小さいものですが、飲み込むには大きいと思われます。下図は引っ張る方向が逆ですね。イメージとしてみていただければ幸いです。

小臼歯の部分矯正

小臼歯は犬歯の奥2本あります。2本あるので生える場所がなく、1本は上顎部分に生えたり、下顎は舌の方や頬側に生えたりします。完全にその違う場所に生えてしまった歯が入る場所がないのならその歯を抜いても構わないと思います。密集して生えていると、磨けずに必ず虫歯になりますから。しかし、歯列にちょっと入りそうなスペースがある時は部分矯正、と言いたいところなのですが、上顎の方は割とすんなり定位置に収まってくれます。しかし下顎は骨が硬いのか時間がとてもかかることが多いです。またインビザラインでそこだけ治すのも高価になってしまいます。ですがインビザラインは比較的下顎でも治療計画通り治ります。ワイヤー矯正だと下の奥歯などはほっぺたが刺さって痛かったりするので、小臼歯の部分矯正は上下によって異なると言えるかもしれません。

大臼歯の部分矯正

先日、とある患者様に左下の第2大臼歯の部分矯正をしました。主訴はほっぺたを食事中、かんでしまうというものでした。第1大臼歯と美しくまっすぐにはなりませんでしたが、なんとか上の歯とのかみ合わせも反対咬合から戻せ、ほっぺたも噛まなくなり、お食事を今までより美味しく召し上がっていただけているようです。

大臼歯など奥の歯の部分矯正も下の歯の方が大変だと思います。もちろん症例にもよりますが、矯正専門医は部分矯正より上なら上、下なら下の歯に全部装置をつけてしまった方が楽に直せると私は思うのですが、ワイヤー矯正の場合は虫歯や歯周病のリスクも上がりますし、歯磨きもしにくいですし、前歯も痛かったりするので部分矯正をこれからも頑張ってやっていきますので、気にかかる部分がおありの方は初診相談にいらしてください。お待ちしております。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。      長尾紀代子

Contact お問い合わせ

タップで電話する 無料カウンセリング予約