インビザラインの治療期間
インビザライン矯正治療徹底解説!「インビザラインの治療期間は?編」
インビザラインの治療期間はどのくらいですか?
治療計画を立案することになれた専門医が、抜歯をしないで治す場合はだいたい1.5年前後と思われます。個人差がありますし、装着していない患者様は長くかかります。抜歯が必要な方は3年以上かかると思ってください。
治療期間が長引いたり、短縮されたりすることはありますか?
あります。1日20時間程度の装着時間を守って頂けない場合、ほとんどの方が再型どり・再スキャンになり治療期間が長引いています。逆に装着時間をしっかり守り、矯正医の出す指示を守って頂ける方は治療期間が短くなり、またきれいに仕上がることが多いです。
インビザラインにおいて治療期間はいつわかりますか?
はっきりとした治療期間は、患者様のマウスピースの装着度合い、歯の動き、インビザラインのフィット感などと関連するのではっきりとは申せません。型どり・スキャンをして治療計画を立てると、マウスピースの個数がわかります。例えばマウスピースが30個だったとすると、1個のマウスピースを10日間使って頂くので300日、およそ1年弱程度になると思われます。
インビザラインと他の治療方法との期間の差はありますか?
あります。インビザラインの中でもあることは先にも述べましたが、ワイヤー矯正は取り外しできませんので、だいたいの治療期間が予想できます。 歯を抜かずに治療する場合は、インビザラインのほうが比較的早く治ると思いますが、歯を抜いて治療する場合はワイヤー矯正ですと2~2.5年ですが、インビザラインですと3年以上になることはめずらしくありません。
〇〇年で完治したいというような希望は聞いていただけますか?
それは難しいと思われます。ですがインビザラインにしてもワイヤー矯正にしても長く期間がかかれば、私はヤブ医者だと思います。なるべく期間を短く、そして美しく、咬み合わせもきれいに、を心がけております。
インビザライン治療において保定期間はどのくらいですか?
できるだけ長く、です。保定期間の論文などは10年、20年程度のものでないと信頼度が低くなります。しかし10年長いですよね。1年から1年半程度経過したら毎晩でなくてもいいので、1日おきなど、取り外し式の後戻り防止装置(保定装置、リテーナー)がきつくて入らなくなった、などということのないようにしてください。リテーナーがきつくなる=歯が動いているということです。
治療が終了しても気になる部分があった場合、期間はどのくらい延長されますか?
まず気になる部分がある場合は治療を終了しません。ですがもしそのような場合になったら、それもどの程度の状況なのか個人差があるのでお答えは難しいです。また後戻りをしてしまった場合はなるべく早くご連絡ください。歯磨きの時、お化粧の時、よくご自身の歯を観察してください。動いてきたらきっとわかるはずです。
治療中に虫歯など、他の問題が発生した場合、中断などはありますか?
はい、あります。治療期間中に虫歯や歯が折れた、冠(クラウン)などの補綴装置が外れたとなると作り直したり、治療したりを優先させます。インビザラインの場合は特にクラウンが外れた、作り直し、などとなると一旦、中断ししっかり治療してから再度、型どり/スキャンと作り直しになります。ですからインビザラインを始める前に、悪いところがあれば治しておかなければなりません。