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顎の痛み 顎関節症

こんにちは。Boston矯正歯科、院長の長尾です。このブログは不定期追加です。時間があったり、書きたい項目があるときのみしか書いておらず、、、申し訳ないです。

さて顎の痛み、顎関節症についてです。

実は私はこの顎関節症の分野は不勉強なエリアです。なら書くなと怒られそうですが私の人生でいろいろトラウマ的な出来事をもたらした分野とも言えます。

患者さんでよく顎関節症と歯医者で言われた、という方がいらっしゃいます。顎がポキポキ音がする、とかガクガク言うとか、実は私もガクガク言います。

音がする(クリック)の原因は下顎の骨が頭の骨との間にある関節円板に入り込むような状態になるときです。異常?と聞かれますとうーん、まあでも音だけではなかなか治療の対象になりづらいですよね。

治療をする←治さないと困る機能的な異常や痛みがある、わけですから。

で、矯正治療で咬み合わせを変えていったりすると今までの咬み合わせに順応していた顎関節があれ?と思うときが来たりすることがあります。矯正中は歯を移動しているため、お食事しづらい時がありますからへんなところで咬んでいると顎(の主に筋肉)が痛くなります。文献的には筋肉の痛みが90%です。私の患者さんでお一人だけ2週間ほどひどい痛みが続かれた方がいらっしゃいました。通常は痛み止めなどで対処して頂いております。その方も筋肉の痛みだったろうなと思います。他の10%の患者さんが顎の関節そのものの器質的変化が認められる方です。器質的変化のありそうな方は矯正治療どころではないことがほとんどですし、ペラペラ話をできるような状態ではないと思います。

腰痛発作のように、筋肉の痛みが顎関節症の原因である場合は(90%の方がここに当てはまります)、消炎鎮痛剤や安静などでほとんどが治っていきます。どうしても治らない、耐えがたい痛みや開口障害などがあるときは大学病院の口腔外科に行きましょう。

Boston大学におりました頃、Dr.Walkerという顎関節と矯正治療をメインに行なっている先生がおられました。彼の症例にはびっくりしたことを覚えています。左右の顎関節を金属に置き換えたレントゲン写真の多いこと!!!こんなに頻繁に顎関節リプレイスメント(置き換え手術)あるの(衝撃)!そして患者さんの一人に合わせてくれました。大手術したようには見えない自然な横顔、キレイな歯並び、自然な発音、彼女は「今は何でも食べられるしとても快適」と語ってくれました。

咬み合わせと顎の痛みはもちろん関連がありますが、顎関節と歯の間には幾重にも筋肉や関節円板、下顎骨の形態など取り巻いているものも多くあるので、痛みの原因がどこにあるか突き止めないといけないですよね。

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