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テレビ番組 ためして○。○○にもの申す

こんにちは。大分ご無沙汰しております。院長の長尾です。

先週、某国営放送の長寿番組ためして○○○○を途中から見ました。

あくまでも途中からなので、そこ以外の部分で私の言っているような事が入っていたらすみません。

最後の方でスウェーデンのイエテボリ大学、及び虫歯の少ない国として有名なスウェーデン。

歯科医療先進国と言って過言ではないでしょう。

そのイエテボリ大学に行かれた東京歯科大学の名誉教授が虫歯をなくす歯磨き方法として

歯ブラシに2センチくらいの歯磨き粉を付け、歯磨きをし、口の中にある歯磨き剤などだけを

吐き出し、その後少なくとも30分以上はうがいをせず、歯磨き粉の中のフッ素を歯に浸透させ

虫歯にならないようにする、と言うものでした。

虫歯だけじゃないのでは??

皆様、歯を失う原因や、歯医者に行かなくてはならないことになるというと虫歯が頭に思い描かれると思いますが、今や虫歯で歯を失う人よりも、歯周病で歯を失う人の方が多いのです

歯周病とは?

歯周病とは、歯磨きがうまく出来ず、歯の周りにある歯茎やその下の骨が炎症をおこす病気です。

歯と歯茎の間にプラークという食べかすや細菌のごっちゃになったものが多く残り、歯茎が腫れてそしてその下にある骨が溶かされて行ってしまう。歯の根の周りにある骨が溶かされていくと、だんだん歯の根が見えてきます。長い歯に見えてきます。そして骨の支えを失った歯はポロリと抜け落ちることもあります。

テレビ番組に戻りますが、あんなに2センチも歯磨き粉を付けて歯を磨くと歯磨き粉の中の発泡剤の影響でお口の中はアワアワになります。そして歯磨き粉のすっきり感を演出しているミント味などでお口の中はすっきりきれいになったような気になります。

大間違いです。

あんなアワアワ状態では2分と歯磨きするのは難しいです。歯周病を予防するには歯と歯茎の境目の汚れをきれいに取り去らないといけません。ですから歯磨き粉は少なめに、はじめはなしでもいいくらいだと思います。そして歯と歯茎の境目を普通か柔らかめの歯ブラシで優しく磨いてあげてください。歯周病や歯肉炎になってらっしゃる方は最初、歯茎から出血するかもしれません。「あ、血が出た」と言って歯磨きをやめないでください。優しく磨いて出てくる血は汚れがいっぱい詰まった悪い血です。出した方がいいのです。1本ずつ、鏡をよく見て、歯磨き粉なしでもお口がすっきりした、と感じられたら、2センチを歯磨き粉をつけてフッ素を浸透させてあげる、というのが一番いい方法ではないでしょうか。

あくまで途中から番組を視聴したので、違っていたらごめんなさい。

でも歯周病はとても怖いです。30代の80%の方が歯周病に罹患していると言われています。歯医者さんに虫歯治療に行くのではなく、痛みがなくても年に2から3回はクリーニング(予防)虫歯も歯周病もみつけてもらいに行かれることが大変オススメです。

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