オープンバイト(開咬、かいこう)の治療はインビザラインか、ワイヤーか
皆様、こんにちは。今日も読んでくださってありがとうございます。ボストン矯正歯科の長尾です。最近、とてもオープンバイトの患者様が多いので今日はオープンバイトのお話しにしてみました。
え?気づいていらっしゃらないのですか?
この11月に3人ほどの患者様がご相談にいらっしゃって、3人ともオープンバイトでした。皆さん、若くてかわいいお嬢さん(20代前後)だったのですが、3人とも治したいところはオープンバイトではなく、前歯の1本の飛び出している歯や、下の前歯のガタガタ、上の前歯のガタガタで、ご自身がオープンバイトだとは気づいていらっしゃらなかったのです。
で、オープンバイトって何?
オープンバイトというのは、主に奥歯は咬んでいる状態なのに、前歯は上と下が当たらない状態のことをいいます。たまに犬歯や小臼歯あたりがオープンバイトになっていらっしゃる方もお見掛けしますが、だいたいこういう方の原因は舌癖です。無意識に舌を犬歯や小臼歯の間に挟んでいる、となることが多いと思われます。治せますが、癖を治さないとまた再発します。
なのでオープンバイトの方によくお話しするのはラーメンやソーメンが咬み切れなくない?というものです。ハンバーガーのレタスは咬み切れる?というバージョンもあります。
インビザラインで治すか、ワイヤーで治すか
断然、お勧めはインビザラインです。装着時間を守ってさえ頂ければ、治ります。
ワイヤー矯正のオープンバイトは厳しいです。前歯が開いているので前歯に小さい矯正用のゴムを毎日かけなくてはいけない。何日か怠ると後戻りを起こします。前歯にゴムをつけるのは目立ちますし、話しづらい、ちょっと拷問ぽいです。
もしくはワイヤーだと臼歯部の歯茎の外側と上顎側に1本ずつ、ミニインプラントをつける。そして大臼歯をミニインプラントで引っ張れば相対的に歯の高さが減り、前歯がくっついてくるということです。これもミニインプラントを上顎につけているのは邪魔くさいですし、嫌がる方の方が多いです。
なので皆様、11月はオープンバイトの患者様が多かった長尾紀代子と一緒に、オープンバイトを治しませんか?とっても美味しくがぶっと咬めるようになると、おいしいですよ。
矯正相談お待ちしております。 院長 長尾紀代子