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日進月歩の歯科業界

皆様、こんにちは。暑い日が続いております。西日本の大雨災害の方たちは30度を超える暑さの中、電気や水といったライフラインも復旧せず、ご苦労な日々が続いていると思います。体調に気を付けて、といってもなかなかどうにもならない状況でしょうが、頑張ってください。

今日は歯科業界の急速な進み具合、矯正治療だけではなく、私が知りうることで、お話をしていきたいと思います。(あと、今日は名古屋出張なのですが、患者さんから「ブログ読みました。おもしろいです」と舞い上がってしまうような嬉しいお言葉を頂き、よし、がんばろうとやる気が出た次第です。ありがとうございました。

感染対策

まず最近一番変化が大きいのは感染対策ではないでしょうか?感染というのは患者さんから医療従事者、そして他の患者さん、また患者さんから医療従事者を介して患者さん、滅菌していない器具から患者さん、と様々です。ここで滅菌という言葉がでました。滅菌とは消毒と全く意味が違います。滅菌とはものすごい感染力の強い菌やウイルス、また芽胞(がほう)と呼ばれる菌やウイルスなどが硬い殻のようなものに包まれてアルコール消毒くらいでは死なない状態のものまですべて、すべて無くすことをいいます。132度2気圧とか(私が学生の時の滅菌機の値ですが変わっていないと思われます)で何分以上など厳しく決められています。

グローブ

いわゆる薄い、ゴムまたはラテックスアレルギーの方用には違う素材で作られた手袋です。これは私たち医療従事者も守りますし、医療従事者が手にけがなどをしている時は患者さんも守ります。今ではグローブ無しでは私は患者さんのお口の中を触りません。が、グローブがまだ一般的では無かったころは素手で治療されているドクターが普通でしたし、つい5年くらい前、テレビのお宝を鑑定する番組に歯科医師の方が出ていらしたのですが、その方は素手で診療をされていました。私たちは学生のころ(20年くらい前でしょうか)からグローブは必須だったので、ちょっとそのテレビに出られた歯医者さんには衝撃を受けました。

切削器具の使いまわし

歯医者のお嫌いな方は、あのチュイーンという歯を削る器械の音が嫌いという方も多いでしょう。あの先端からは水が出て歯を削る時の摩擦熱で神経に影響がでないように、冷やしながら歯を削っています。その削っている時の水がまた切削器具についたり、切削器具自体が患者さんの頬に着いたり、などなどで切削器具も現在はお一人の患者さんに使ったら、きちんとオイルをさしてから毎回滅菌ということが新聞などで取り上げられ、反響を呼びました。私は矯正医なのであまり切削器具をつかわないですが、使った後は毎回しっかり滅菌しています。

矯正について

矯正についてはまず、マウスピース矯正、これはいつも書いていますし、また詳しく書きますので割愛させて頂きます。

ミニインプラント ミニスクリュー

ミニインプラント、ミニスクリュー本当に小さいねじ(直径が1.2mm程度、長さは8mmのものを使っています)を少しだけ歯茎に麻酔をし、ゆっくり回る機械で歯ぐきから骨に埋入していきます。外すときは麻酔をしません。これを固定減にすると歯を思った方向に動かせますし、期間も短縮できます。患者さんは最初、怖がりますが「早く終わる」と言うとやってくださる方が多いです。1つだけデメリットは脱落率(失敗して外れてしまう)がだいたい20%程度あることでしょうか。外れる患者さんはまた外れ、外れない患者さんはずっと外れないです。不思議です。

マニューバーブラケット

マニューバーブラケットとは、昭和大学の矯正科、槙教授が開発されたブラケットでとても小さいです。いままでのブラケットとは全く違った形をしていますし、細めのワイヤーを使うので痛みもとてもすくないとの声をよく頂きます。インビザラインの患者さんで、歯が回ってしまった、とか歯が倒れてしまったなどというとき使います。なかなかよく治ります。でもマニューバーブラケット、あんなにちいさいくせに値段は高いです。あと隙間を閉じるようなゴムをつける部分が何もないので、その辺改良してくださらないかしら、といつも思います。

 

 

その他

まだまだ新しいものはいっぱいあります。私も知らないものも含めて。ほとんどの歯科医師は拡大鏡を眼鏡につけて治療をしていますし、神経の治療のために大きなマイクロスコープもあります。CTを導入する歯科医院も増えました。しっかりした治療をしてくださるいい歯医者さんを見つけてくださいね。

また日進月歩も続きが書けそうです。お付き合いくださりありがとうございました。

                                長尾紀代子

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